メンタルが弱りやすい人に効果的な「認知行動療法」って?〜行動療法編〜

2020.04.20 Monday 12:06
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    みなさん、こんにちは。

     

    こころのフィットネス講師の

    のりさん、です。

     

    いつもクラスではそのように呼んでいただいていますので、

    ここでも同じように、名乗らせていただたきます。

     

    さて 今日のお話は、

    認知行動療法ってなに、

    というタイトルでお話します。

     

    【認知行動療法とは】

     

    認知行動療法は

    うつ症状の改善に効果があるというエビデンスがある、心理療法です。

     

    「自分はメンタルが弱いもんなあ」と思っていたとしても、

    それは、行動ベースで改善します

    というアプローチです。

     

    効果がなければ、仮説か方法が間違えている

    仮説も方法も正しければ、効果がある

    というように理解されています。

     

    認知行動療法は、そのルーツとして、

    行動療法と認知療法に分類できるのですが、

     

    今日は、

    行動療法の考え方について簡単にお話します。

    次回以降、

    認知療法ってなに、

    それらが合わさった認知行動療法ってなに、

    どんな効用があるの、

    という順番でお話していきたいと思います。

     

    皆さんにとって

    既になじみがあるかもしれない認知行動療法ですが、

    その基本的な考え方について、一緒にみていきましょう。

     

    【認知行動療法のルーツの一つ『行動療法』の考え方とは】

     

    行動療法とは、

    ひとの不適応的な行動は、不適切な学習、まちがった学習によって

    身に付けてしまったもので、

    適切な学習をすることで、修正し、適応的な行動を獲得することができる、

    という考えにもとづくアプローチです。

     

    ここでの『学習』とは、

    「小学校での学習」のような使い方とは違い、

    行動の結果として、身に付けてしまったこと、

    を指します。

     

    たとえば、以下のような例を考えてみてください。

     

    おもちゃ売り場で、子どもが泣いています。

    「あのおもちゃ買ってほしいよー 買ってくれなきゃ動かないよー」

    保護者の方は困ってしまう、周囲も気になる、

    「わかったわかった、今日だけだよ。すぐに静かにしなさいよ」

     

    ここで子どもは次のように「学習」してしまうのです。

    「泣いたら、おもちゃが買ってもらえるんだ!」

    「泣く」→「おもちゃ」

     

    ん?

    「泣く」→でも静かになる

    を学んだのではないのか。

    そうなんです。

    ここで子どもの行動は、

    「おもちゃ」という報酬につながってしまったわけです。

    「泣いたら、おもちゃを買ってもらえるんだ」

     

    なので、これからも泣くかもしれませんね。

    泣く、という不適応行動が学習されてしまったわけですから。

     

    これを改めるには、

    「あのおもちゃ買ってほしいよー買ってくれなきゃ動かないよー」

    「はい、どうぞ。でも買いません」

    ということで、おもちゃは与えません。

     

    泣いても無駄、とわかれば、

    次から、おもちゃが欲しくて泣くという行為は減ります。

     

    上記の例のように、

    人の不適応行動は「学習」によって変えられる。

     

    「なんでおもちゃが欲しいんだろう」

    「さわぐということが、この子にとってどんな意味をもっているのか」というようなことを

    云々考える いわば「人間観・価値観・過去(ま、子どもはちょっと違いますが(笑))に

    アプローチして問題を解決する方法」ではなく、

    もっとわかりやすく、

    今 目に見える行動にアプローチしていくのが

    行動療法の考え方です。

     

    【どのようにアプローチするか】

     

    たとえば、

    注意をひくために騒ぐ子どもに

    注意を向けない

    タイムアウト法というのがあります。

     

    騒ぎ出したら、

    叱るのでも、説教するのでもなく、

    タイムアウト、

    そう告げて、タイムアウトの小部屋に、

    5分なら5分、居てもらう。

    5分後は、

    また説教をするのではなく、

    普通に教室なり遊びに戻らせます。

     

    騒いでも注目をあびないのだということがわかれば、

    「騒ぐ」という不適応行動は減るわけです。

     

    さて、

    この行動療法は、

    アイゼンクという人が提唱したと言われています。

    アイゼンクは、精神分析の妥当性に疑問をもち、

    アイゼンク=バーギン論争を呈した方ですが、

    論争は、その後何十年もたち、

    「クライエントにふさわしい療法を選択することが大切」

    という結論に落ち着きました。

     

    どのようなアプローチをするかは、本当に大切です。

     

    わたしたちが開催しているこころのフィットネスでも、

    認知行動療法の考え方にもとづいて

    さまざまな社会適応スキル、

    コミュニケーションスキル、

    ビジネススキル

    を学んでいます。

    どれも普段の生活で実践→検証、実践→検証が大事。

    毎週のフォローで、着実に身に着けていきます。

    ひとりでは気づけないことに、グループだからこそ気づけることも。

    これぞ学習ですよね。

     

    今日は、そのようなアプローチのうち、

    行動療法の考え方についてお話しました。

    次回は、認知療法ってなに、

    ということについて、お話できればと思っています。

     

    それでは、また

     

    のりさんでした。

     

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